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アメリカやイギリスのかっこいいファミリーネームは!?一覧や由来などを解説

アメリカやイギリスのかっこいいファミリーネームは!?一覧や由来などを解説

アメリカ人やイギリス人の名前を聞いて、格好いいファミリーネームだなと思ったことはありませんか?

英単語とまったく同じことばがファミリーネームとして使われていることもあり、どんなルーツなのだろうと疑問に感じた方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは英語圏の人たちのさまざまなファミリーネームをご紹介するとともに、その歴史をひもときます。

1、欧米人の名字 その由来は?

日本では明治維新以降、庶民も名字を持つようになったとされていますが、欧米ではファミリーネーム(名字)ごとにさまざまな歴史があります。特に移民で成り立っているアメリカでは、ファミリーネームを聞くだけでその人のルーツをうかがい知ることができます。

1-1、先祖の職業が由来

ファミリーネームの中には、先祖の職業にちなんでついたとされるものがあります。たとえば以下の名字です。

・Archer(弓矢の職人)
・Carter(二輪車職人)
・Cooper(桶職人)
・Gardner(庭職人)
・Smith(鍛冶屋)

これらのファミリーネームをもつアメリカ人の多くは、もともとヨーロッパから移住してきた人たちです。中世のヨーロッパでは、こうした職人が多く働いていました。仕事にプライドを持っていた職人たちがアメリカに渡ったときに、一生をささげてきた仕事名をファミリーネームとして使うようになったのがルーツといわれています。

1-2、父親の名前が由来

もうひとつよくあるのは、父親のファーストネームが由来のものです。父親のファーストネームのあとにsやson(息子)をつけたり、前にMcやO’をつけたりする場合です。

・Evans (Evan+s)
・Robertson (Robert+son)
・McDonald
・O’Brian

父親の血を次の世代にも引き継いでいこうという思いが反映しています。

1-3、奴隷解放時の影響

アメリカでは黒人に多い姓があります。ワシントン、ジェファーソン、スミス、ジャクソン、ブラウン、ウィリアム、ジョーンズなどのファミリーネームです。これらの中には元アメリカ大統領の姓もありますが、それには理由があります。

奴隷解放後、黒人たちはファミリーネームを選ぶことができるようになりました。その際、どんな名字にすればいいか迷った黒人の多くが、誰もが知っている歴代大統領の名字を選んだり、仕えていた白人の一家の姓を名乗ったりするケースが多かったといわれています。アメリカにいるワシントンという名字の人のうち、9割は黒人だという調査結果もあります。

2、アメリカはファミリーネームでルーツがわかる

人種のるつぼのアメリカでは、ファミリーネームでどこからの移民かがだいたいわかります。日本名や中国名なら明白ですが、欧米のファミリーネームの場合でも、ヨーロッパのどの地域から渡ってきたのかの見当がつきます。

2-1、イングランド系

イングランドからは多くの人がアメリカに渡りました。先祖がイングランド出身だというアメリカ人は多くいます。代表的な名前は次のとおりです。

・Breton
・Cornell
・Hepburn
・Lee
・Washington

2-2、スコットランド系

<スコットランド系>
アメリカへの移住者の半分はイングランド系ですが、スコットランドやアイルランドを含めると全体の3分の2にのぼるといわれています。スコットランド系の名前も、アメリカではよく耳にする名字です。

・Forbes
・Grant
・Lindsay
・Scollan

2-3、ユダヤ系

ユダヤ系のファミリーネームも特徴があります。名字の語尾にsternやsteinをつけたものが多くみられます。また、同じく語尾にman、ntal、bergのついた姓も目立ちます。たとえば次のようなファミリーネームです。

・Bodenstein
・Bregman
・Adelberg

まとめ

アメリカではファミリーネームを見ると、先祖がどこから来たのかや、当時の職業までわかってしまうこともあります。英語圏の人と友達になったり、映画で好きなスターを見つけたりしたときには、ファミリーネームに注目してみましょう。歴史を感じ取ることができるかもしれません。

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