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ファーストネームはどっち?英語の名前の見分け方や日本人名の呼び方は?

ファーストネームはどっち?英語の名前の見分け方や日本人名の呼び方は?

ファーストネーム教えて、と言われた時に、どっちがファーストネームか、とっさにわからなくなってしまうことや、欧米の人の名前を聞いたとき、どこからどこまでがファーストネーム(名前)で、どれが名字なのかと戸惑う方もいるのではないでしょうか。相手をどう呼べばいいか、自分はどの名前で呼んでもらえばいいのか……。

欧米では、名前はどのような順番で表わし、名前と名字をどう使い分けているのでしょうか。それがわかれば、安心して相手の名前を呼ぶことができます。ここでは、ファーストネームの見分け方や使い方をご紹介します。

1、first nameってそもそもどっち?使い方は?

ファーストネームとは、生まれたときに親から授かる名前です。これに対しlast nameもしくはfamily nameと呼ばれるのが、日本でいう名字です。

欧米ではこの2つに加えてmiddle name(ミドルネーム)があります。これら3つの異なる名前があることで、日本人にとってはどれがファーストネームかわかりにくくなるのかもしれません。

1-1、ファーストネームはどれ?

ファーストネームは、その名のとおり、いちばんはじめにくる名前です。伝記にも出てくる元アメリカ大統領、Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)の場合、エイブラハムがファーストネームになります。

欧米では自己紹介のときに名前をひとつしか言わない人もいます。この場合も、大抵はファーストネームです。英語に慣れてくると、名前を聞いただけでファーストネームかどうかがわかるようになります。

アメリカ政府の社会保障の担当部局は、過去100年の人気ファーストネーム100選を公表しています。それによりますと、女性の1位はMary(メアリー)、ついでPatricia(パトリシア)、Jennifer(ジェニファー)となっています。男性は1位がJames(ジェームズ)、ついでJohn(ジョン)、Robert(ロバート)などとなっています。

1-2、ミドルネームとは

英語圏の人の多くは、日本にはないミドルネームがあります。名前の順番としてはファーストネームの次、つまり3つの名前の真ん中にきます。

たとえばアメリカの元大統領、George W Bush(ジョージ・ブッシュ)の場合、この真ん中のWがミドルネームのイニシャルです。George Walker Bush(ジョージ・ウォーカー・ブッシュ)が正式な名前で、Walkerがミドルネームとなります。

ミドルネームは、先祖を敬って何代か前の名字をつけたり、ほかの人と名前がかぶることを防ぐためにもうひとつのファーストネームをつけたりします。欧米では子どもに親と同じ名前をつけることがあるため、ミドルネームを変えて区別がつくようにすることもあります。。

先ほどのブッシュ元大統領のGeorge Walker Bushという名前ですが、同じく大統領をつとめた父親と同じ名前です。父親の名前は、George Herbert Walker Bushです。ファーストネームがGeorgeで、ミドルネームがHerbert Walkerと2文字分あります。これはブッシュ家に伝わる伝統的な名前ですが、ミドルネームをまったく同じにしてしまうと区別がつかなくなるため、息子の大統領にはWalkerの名前だけをつけたとされています。

1-3、ファミリーネームとは

ファミリーネームは日本でいう名字です。欧米では名前の最後にくるのが一般的です。アメリカなどではファミリーネームで呼び合うことはまずありません。ファミリーネームを使うのは、子どもが学校の先生の名前を呼ぶときや、銀行や空港などで客を呼び出すときなどに限られます。

テレビのニュースやドキュメンタリー番組、新聞などで登場人物を紹介するときに、名字で呼ぶことが多くあります。メディアがアメリカのトランプ大統領を話題にするときは、トランプという名字を使っています。

2、日本人もファーストネームを使うべき?

日本では社会人になると、ファーストネームで呼び合う機会は少なくなるのではないでしょうか。英語圏の人と知り合いになったとき、ファーストネームを使えばいいのか悩む場面もあるかもしれません。ビジネスシーンではなおさらのことでしょう。

2-1、日本人もファーストネームで自己紹介すべき?

ファーストネームか名字か、どちらで自己紹介するべきか決まりはありませんし、どちらを使っても相手に失礼ということもありません。欧米ではビジネスの場でも、ファーストネームで呼び合うことが一般的です。

年齢も関係ありません。年が離れているからファーストネームでは失礼になるかも……と心配する必要はありません。ファーストネームを使わないほうがいい場合は、相手の社会的地位が高い場合です。具体的には、大統領や知事、市長、議員、社長などです。

2-2、ニックネームをつけるのもあり

ファーストネームで呼ばれるのが気恥ずかしい場合や、ネイティブが発音しにくい名前の場合には、ニックネームで呼んでもらうのもひとつの方法です。

日本語の「ツ」は英語圏に人にとって発音しにくい音です。たとえば「かつまさ」という名前の人であれば「まさ」というニックネームで初めから自己紹介するのもアイディアです。「たかし」という名前なら「タック」、「あゆみ」という名前なら「エイミー」など、自分なりにニックネームを考えるのも楽しいのではないでしょうか。

まとめ

名前は、自分のアイデンティティです。とりわけファーストネームは、親からつけてもらった最大の贈り物ともいえるでしょう。このようなファーストネームを日常のあらゆるシーンで使えるのは、英語圏の文化の魅力かもしれません。

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