Blog

ブログ

瞬間英作文のコツやポイントを解説!

瞬間英作文のコツやポイントを解説!

「瞬間英作文」ということばを聞いたことはあるでしょうか。中学校レベルの簡単な英語を使って、瞬間的に英作文を作って声に出すという勉強法です。繰り返し練習することで、英語の力が確実につくといわれています。

しかし、瞬間英作文の勉強法を実践する上で、注意することもあります。勉強法を間違えると、効果的ではないからです。ここでは、「瞬間英作文」を効果的に取り入れる勉強法についてご紹介します。

瞬間英作文は短い文章をたくさん作る

瞬間英作文のポイントは、その名のとおり瞬間的に素早く英作文を作ることです。長文を作る必要はありません。短くて良いので、短時間にたくさん作ることです。ポイントを解説します。

簡単な英単語で作る

瞬間英作文についてはさまざまな本や参考書が出版されています。一般的には以下のような短い日本語の文章を見て、5秒以内ぐらいの短時間で英作文を口に出して表現するというものです。

(例)
・明日は雨が降るかもしれない。
・ようやく仕事が終わった。
・3人なのですが、窓際の席は空いていますか?

英文を作る上でのポイントは「知っている英語で作る」ことです。たとえば上の2つ目の例分の中の「ようやく」という英単語がわからなかったとしても、自分の語彙の中でもっとも近い意味のことばを使って英文を作ります。

ネイティブではない人が英語を話すとき、すべての単語を知っているということはないでしょう。「あー、あの単語が出てこない……」という状況はよくあります。

その際、言うのをあきらめるのではなく、探している単語に近いことばを自分の語彙の中から探して表現してみましょう。

スピードを重視する

先ほど5秒程度で文章を作るとご紹介しましたが、瞬間英作文はスピードが大切です。「この単語さえわかれば表現できるのに……」と思っても、辞書を引いてはいけません。100点満点の英作文ではなくてかまわないので、「すぐに」英文を作ってみましょう。

どうしても5秒では英作文を作れないという場合には、別の方法をご紹介します。それは少なくとも辞書を引いたり答えを見たりせず、自分で英文を作ってみることです。

たとえば上記の例で「ようやく仕事が終わった」を英語で言う場合、どう言いますか。なにも見ずに英文を作ったら、答え合わせをしてみましょう。ちなみに、この場合の答えとしては、I am finally done with my work. や I’ve finally finished all my work.などです。

おすすめの教材

おすすめの教材を2つご紹介します。ひとつめは、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』です。中学生レベルのやさしい単語と文法で繰り返しトレーニングできます。CDもついていて、正しい発音を身につけることができるでしょう。

もうひとつは『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』です。こちらは、やや長めの文章を作るトレーニング本です。前半は、さまざまな文型がシャッフルされた例文の問題が出題されています。後半は、より複雑なやや長い例文です。

瞬間英作文の注意点

瞬間英作文をする際の注意点もあります。繰り返し練習していく中で、正解の英訳を暗記してしまう人もいるからです。暗記力を試す学習法ではありません。また、翻訳力を上げる練習でもありません。注意点をまとめました。

英語で考える脳を作ろう

瞬間英作文の練習をする上でありがちな誤りが2つあります。ひとつは、答えの暗記です。例文は短いため、参考書などをもとに繰り返し練習していく上で、答えが頭に入ってしまうことがあります。こうなってしまうと、英作文を作る訓練にはなりません。

英語のスラングや独特な表現など、暗記して覚えてしまったほうが良いフレーズもあります。ただ例文をそのまま暗記しても、応用は効きません。自分で英語を組み立てられる力をつけなければ、なかなか英語を話せるようにはなれないでしょう。

もうひとつのありがちな誤りは、翻訳の力ばかりをつけてしまうことです。「翻訳できる」と「英語が話せる」とは必ずしもイコールではありません。

日本語から英語へという翻訳ばかりが上手になっても、英語らしい表現を身につけることには必ずしもつながらないでしょう。瞬間英作文で学ぶ上では、英語で考える頭を作ることが重要です。

こんな学習方法も

英語力をつける方法として、rephrasingや summarizingという勉強法もあります。rephrasingは、すでにある英文を意味を変えずに別の英文に置き換えて表現する方法です。日本語を介さないため、英語力を高める効果があるとされています。

summarizingはやや長めの英文を読んだり聞いたりして、その概要を英語で端的に表現するというものです。summarizingは、英語の表現力を身につけるのにかなり有効ですが、その分、やや高い英語力も必要になります。瞬間英作文とこれらの勉強法を組み合わせるのもひとつの方法です。

まとめ

自分の知っている単語で素早く英文を作って口に出す「瞬間英作文」は、スピーキングの勉強法としてはとても効果的です。

実際の会話の場面では、いちいち辞書に頼れないため、その場で英語を口にできるスキルはとても大切でしょう。自分が作った英文をチェックしてくれるネイティブがいれば、なお良いでしょう。

身近にネイティブがいないという方におすすめなのが、オンラインでマンツーマンの英語学習サービスを提供している「テーラーイングリッシュ」です。

先にご紹介したおすすめの教材を使って、英語の思考回路をつくるレッスンもしています。講師陣は海外経験豊富な日本人ばかりなのです。無料カウンセリングにも応じているので、ぜひ一度お気軽に問い合わせてみてください。

記事一覧に戻る

0