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日本人の英語力はなぜ低いのか?対策や勉強法は?

日本人の英語力はなぜ低いのか?対策や勉強法は?

日本人は“受験英語”はできてもなかなか話すことができないと昔から言われてきました。最近の調査でも、日本人の英語力は世界の中でも下位にランクインしています。

なぜ日本人は英語がここまで苦手なのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ここでは、なぜ日本人の英語力が低いのかを考えるとともに、どうすれば「使える英語」を身につけられるのかについても考えてみます。

日本人の英語力は世界的に低い

英語教師としてアジアに住むことに憧れるアメリカ人の間では、働くなら日本しかないという話があるそうです。韓国や台湾は英語のできる人が多く、働き口がないからという理由です。

半分は日本を皮肉った冗談かもしれませんが、日本人の英語力が低いことを物語っています。英語力についての国際的なある調査では、日本は100か国中、53位という結果でした。

英語力が後退する日本

この調査を行ったのは世界およそ110か国で海外留学や語学学習などを手がける教育機関、イー・エフ・エデュケーション・ファーストです。

2019年度版の調査結果によると、日本は100か国中53位で、9年連続で順位が下落しています。英語のレベルは5段階評価のうち、上から4番目の「低い」でした。

背景には、この調査に参加する国や地域が年を追うごとに増えていて、参加する非英語圏の英語力の高さも関係しているとみられます。

アジアでも下位

この調査では、日本はアジア25か国中11位という順位ですが、もっと下位にランクインした調査もあります。TOEFL(Test of English as a Foreign Language)iBTのスコアです。

受験した経験がある方もいるかもしれませんが、アメリカやイギリスの大学などへ入学の際、英語力を判断するのに利用されます。

公表されている2017年の国別の平均点では、日本はアジア29か国中26位でした。試験は、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングから構成されていますが、このうちスピーキングは29か国中最下位となっています。

国によっては受験者がごく一部のエリートのため、結果として高いスコアになっている場合もあります。このため、この調査だけで一概に断定はできませんが、日本人の英語力が世界的に決して高くないことは、議論の余地はないのではないでしょうか。

日本人の英語力の低さはどこから来るのか?

英語力の低さは一体どこから来るのでしょうか。日本の教育水準は世界的にも決して低いとはいえず、2人に1人が大学に進学しています。義務教育で英語に触れる時期も徐々に早まり、2020年からは小学校で英語教育が義務化されたほどです。

にもかかわらず英語が苦手だというのは、なかなか説明がつきません。日本人が英語を苦手とする原因と対策を考えてみます。

英語力と社会での成功

ひとつ考えられる原因は、日本では英語が話せるかどうかが、社会的な成功と必ずしも結びついていないことがあるかもしれません。必死に英語を勉強しなくても、あまり困ることがないという理由です。

日本では大学入試や就職のとき、英語ができるほうが有利にはなります。しかし、いったん就職したあとは、仕事によってはほとんど英語を使うことがないケースも少なくありません。英語ができなくても、会社を立ち上げて成功したり、社内で出世したりしている人は大勢いるでしょう。

それに対して、たとえばフィリピンの場合、英語ができると現地に進出している欧米の大企業に就職できたり、ホテルなどの観光産業に就職できたりします。明らかに待遇の良い企業です。語学格差が経済格差につながる現実があります。

この是非についての議論はあるにせよ、日本では英語が話せなくても十分社会的な地位を得られることで、社会人になると英語から遠ざかってしまい人が多いのではないでしょうか。

どうすれば英語を話せるようになるか?

日常的に英語に触れる機会の少ない日本で英語を身につけるためには、まずは意識的に英語を学ぶ時間を作らなければなりません。

その際には、座学だけでなく、実際に英語を使う場面を想定した実用的な方法で学ぶことが必要です。ロールプレイなどを通して英語で会話をしたり、英語の文章を自分で組み立てたりといった方法です。

また、日常生活でなるべく多くの英語に触れることも重要でしょう。テレビの2か国語放送やインターネットなどを活用して、映画やニュース、話題の動画を英語で見るのもひとつの方法です。

少しでも本場の英語に触れ、英語を使う機会を増やすことが、「使える英語」を身につける近道といえます。

まとめ

日本はよく「ガラパゴス」にたとえられることがあります。良くも悪くも、日本人だけでビジネスなどが完結している部分があるからではないでしょうか。しかし、少子高齢化で労働人口の減少が見込まれる日本では、海外の人とのビジネスや交流は不可欠かもしれません。

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