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初心者が英語を話せるようになる効果的な勉強法

初心者が英語を話せるようになる効果的な勉強法

「英語が話せるようになりたい!」

こう思っている方はかなり多いのではないでしょうか。しかし英語勉強には様々な方法があり、やり方を間違えてしまうとほとんど効果がないものもあります。

筆者は昔から様々な英語学習法にチャレンジしてきましたが、効果を実感できたものもあれば、時間をかけた割にほとんど上達しなかった方法もあります。

ここでは筆者自身の経験を踏まえて初心者の方に効果的な英語勉強法についてお伝えします。本記事はこんな方にオススメです。

  • 今年こそ英語を勉強したいけどどう学んでいいのかわからない
  • 英語を勉強したいけど、初心者なので続けられる自信がない
  • 以前英語を勉強していたけど挫折してしまった

初心者がやってはいけない英語勉強法とは?

まずは初心者の方に向いていない勉強法をお伝えします。ちなみに私はすべて経験済みで、あまり効果がなかったことを身をもって実感しています・・。

洋楽を聴くだけ、海外ドラマを観るだけ

私が全く英語を話せなかった時、リスニングが出来るようになりたくて当時流行っていたAvril Lavigneを通勤中に何度も聴いていました。

結果、洋楽が大好きになり英語を学ぶ上での大きなモチベーションとなりましたが、洋楽を聴いたから英語のリスニング力がアップしたかと言われたら、ほとんど変化はありませんでした。

特にポップミュージックのような現在、流行っている曲はスラングや略も多くて上級者でも聴きとるのがかなり難しいです。洋楽は英語に親しみを持つ第一歩としてはいいですが、聴くだけではリスニング力は伸びません。

同様に海外ドラマも観るだけではほとんど上達が難しいでしょう。セリフを一緒に言ってみる、フレーズを覚えて自分で使ってみるなど、ただ観るだけではなく積極的に学習に取り組んでいく姿勢が大切です。

英語教材を聞き流すだけ

「これを聞くだけでペラペラになる!」

かなり魅力的なフレーズですよね。しかし残念ながら英語を話す上では教材を聞き流すだけではほとんど効果がありません。

聞いた教材を確認⇒覚える⇒自分で使ってみる・・というように受動的に聞くのではなく、自分で英文を確認したり英語を口に出したりする作業が必要になります。

英会話スクールに通うだけ

「英語が話せるようになりたいから英会話スクールに通おう!」

こういう方も多いと思います。しかし、通っただけで満足してないでしょうか?もし週に一回、一時間英会話スクールに通ったとしてあなたが実際に英語を発した時間はどのくらいでしょうか。

英会話スクールは英語を学ぶ習慣つくりには良いですが、英会話スクールに通った時間よりもそれ以外の時間にどのくらい英語を練習したかの方が大切です。

どれにも共通するのは、「ただ○○するだけ」という受け身の姿勢ではなく、進んで頭を使いながら学んでいく「アクティブラーニング(積極的学習)」の姿勢が大切になります。

世の中には様々な英語上達法が存在します。ある人には効果があっても他の人には別の方法が効果的かもしれません。あなたにはどんな学習方法があっているかを自らで考えて試行錯誤しつつ実践していくことが重要です。

英語初心者必見!初心者が英語を話せる人になるために必要なマインドセットとは?

あなたはマインドセットという言葉を聞いたことがありますか?マインドセットとは自分が持っている考え方の癖のことです。どのようなマインドセットを持っているかは英語を話す上で、とても重要になります。

もし英語学習をする上で障害となるような考え方をしているなと思ったら、英語上達がしやすい考え方に変えていきましょう。この考え方ができるだけで英語上達のスピードがとても速くなります!

人と比べない

あなたが海外に行ったり、英語カフェ、英会話学校など英語を話す場面に行くと自分よりも英語が上手な人にたくさん遭遇すると思います。

あの人はこんなに上手なのに自分はなんで話せないんだろう・・と落ち込むことがあるかもしれません。上には上がいるので他人と比べだすと終わりがありません。

継続して英語を勉強している自分、一か月前より新しいフレーズが覚えられた自分をほめてあげてください。比べるのは他人ではなく過去の自分です。

間違いを恐れない

英語を話していると間違えるのは当たり前です。日本の英語教育では減点方式なので間違えるのを極度に恐れ、間違えるくらいなら黙っておこうと思う日本人が多いです。
これは英語上達には非常にもったいない考え方です。

間違えるのは当たり前だし、間違えたことがあなた自身の能力のなさの証明にもなりません。間違えを恐れて英語を話す機会が奪われないようにしてください。間違えて恥をかいても「So what?(それがどうした)」くらいの気持ちでいきましょう!

結果に一喜一憂しない

「英語レッスンの時にうまく話せなかった」、「テストのスコアが低かった」など英語を勉強している上で落ち込むことは何度もあると思います。しかしその出来なかった体験一つひとつに振り回されて一喜一憂するのはやめましょう。

もしレッスンで話せなかったら、その理由は何故だったのか?リスニングが聞き取れなかったのか?聞き取れたけどうまく自分の言っている事を英語に出来なかったのか?など話せない理由を分析してみてください。

“話せなかった”という結果に一喜一憂せずに、データーを集めるつもりで話せなかった理由を冷静に分析してみましょう。仮に話せなくてもデーターが取れていれば、その話せなかったという経験はあなたの英語力向上にとって大きな意味があります。

目標は具体的にする

TOEICで高得点を取るための英語学習法と、海外旅行で話せるようになるための英語学習法は大きく異なります。自分の目指すゴールを決めることで、やるべきことが見えてきて効率的に英語を学習することができます。

例えば「日常会話を英語で話せるようになりたい」という目標があるとします。

「日常会話を話すためにはもっと会話表現のインプットが必要かもしれない」、「今の自分では英語学習の十分な時間が取れていない」等、目標とする自分と現在の自分のコントラストを考えてみることで「今、自分に足りないものは何か」が自覚できて具体的な行動に落とし込むことが出来るのです。

これは心理学で「メンタル・コントラスト」といいます。メンタル・コントラストは目標を達成するためにとても有効な方法です。目標を設定する際にはぜひ取り入れてみてください。

英語学習の習慣をつくる

自分の目標が決まったら早速実行に移していきましょう。といってもいきなり英語を勉強しよう!と意気込んでもほとんど続かないと思います。

「やる気があったら勉強しよう」、「時間があったら勉強しよう」というように、日常的に変化することに依存していると継続が難しくなるのです。

なぜなら「やる気」は上がるときもあれば下がるときも当然あります。仕事や家事が忙しく疲れていたら「英語学習なんてしたくない」と思うかもしれません。(私はよくあります・・)

そうならないためにあなたに必要なことは、やる気ではなく習慣を変えることです。習慣を変える?どういうこと?と思うかもしれませんが、人間の行動の40%は習慣が占めているのです。

英語学習に必要な習慣を取り入れることで、無理なく英語を学習する習慣が身についてきます。

習慣化するタイミングをあらかじめ決めておく

「英単語を1日10個覚える」といった目標を決めることはよくありますが、これを欠かさず実行するのは難しいのです。

なぜかといえば「いつ、どこで、どういう状況でやればいいのか」という部分が決まってないので、脳が反応出来ないのです。なので、もし英単語を覚えたい場合は「朝起きたら、英単語を10分覚える」くらい細かく決めてしまうことが大切です。

週1で1時間よりも毎日10分

英語初心者の方は特にハードルを低く設定することが英語学習を習慣化していくコツです。TOEIC問題を3問解いてみる、ひとこと英語日記をつける等、まずは毎日10分間の英語学習を目標にしてみましょう。

やる気がないという時でも頑張らなくても続けられるくらいの量を毎日続けることで「とりあえず英語学習をやっておこう」という低いモチベーションであっても続けられるようになっていきます。

1日10分であったとしても1週間で70分勉強したことになります。ドライヤーを乾かす時間に英単語の暗記、電車の中でシャドーイングなど隙間時間を有効活用して、英語学習を日常生活に組み込んでみましょう。

初心者でも英語がスラスラ言えるようになる!おすすめの英語勉強法とは?

まず基礎力を身につける

先ほどお伝えしたように、いくら洋楽や英語教材で英語をたくさん聞いても基礎力がないと理解できず話せるようにはなりません。

初心者が英語を話せるようになるには、何より中学レベルの基礎的な単語と文法の理解が必要になります。英文法の勉強として薄い文法の参考書を一冊終わらせてみましょう。

分厚い参考書は情報が網羅されていて安心感がありますが、初心者の方にはかなりハードルが高くなります。薄めの参考書の方が取り組みやすく、一冊終えることで「出来た」という達成感につながります。

小さな成功体験を積んでいくことは英語学習においてとても重要です。英文法の勉強と同時に英単語のインプットも行っていきましょう。英単語学習には以下の本がオススメです。

発音を学ぶ

英語を学ぶ上で発音練習は欠かせません。初心者が発音を学ぶべき理由は以下の通りです。

英単語が覚えやすくなる

単語を学ぶとき頭の中だけで暗唱をするよりも、単語を実際に声に出して音読したほうが記憶に定着しやすくなります。

なぜなら、声に出すことで口や耳など運動機能を多く使うためにより深い学習できるからです。正しい発音で英単語を覚えることが出来れば記憶にも残りやすく、さらにリスニング力アップにもつながります。

発音を学ぶと音読学習がしやすい

英語学習には音読が効果的です。声を出すことで英文をしっかり読まなければならず、単に目で内容を追うよりも英語のアウトプットもしやすくなるからです。

そんなときに発音を身につけていると英文が読みやすくなります。英語は日本語と違って音のつながりや音が変化することがあります。そのような英語の発音の法則を理解しておけば、英語を音読する際に楽に読めるようになります。

発音は英語上級者の方よりも癖のない初級者の方の方が覚えやすいといわれています。早めに発音を学んで効率的に英語学習をしましょう。発音教材は以下の本がオススメです。

日常的に使う英語フレーズを覚える

第二言語習得という言葉を聞いたことがあるでしょうか。第二言語習得理論とは、母国語以外の言葉を身につける仕組みを脳科学・心理学・言語学などの面から明らかにする学問のことです。

この第二言語習得では、英語学習においてフレーズを覚えて使いこなすことが重要と言われています。

自分の話したい事を1から日本語⇒英文に翻訳して発するのではなく、自分が知っている表現をその状況に応じて使ったほうが効率よく自然な会話が出来ます。あなた自身の自己紹介の表現、昨日会ったことなど日常的に使うフレーズを覚えていきましょう。

英語日記をつける

ライティングが出来るとスピーキング力もアップします。ライティングをすることで自分が伝えたい英語表現のバリエーションが増えるからです。

身近なライティングの勉強法として英語日記がオススメです。1日の出来事+自分の気持ち(感想)を書いてみましょう。ここでは自分の気持ちや感想の英語表現を紹介します。

I’m 私は~ですhappy(幸せ)
sad(悲しい)
worried(心配だ)
annoyed(イライラしている)
relaxed(安心している)
It was それは~でしたamazing(素晴らしい)
boring(つまらない)
impressive(素晴らしい)
touching(感動的な)
It’s ~today 今日は~です(天気)sunny(晴れた)
cloudy(曇りの)
rainy(雨の)
windy(風の強い)
humid(湿度が高い)
I’m 私は~です(体調)good(元気だ)
coughing(咳をしている)
energetic(はつらつとした)
sick(気分が悪い)


英語を学んでいて「これは使えそうだな」と思う表現があったらライティングで積極的に取り入れてみましょう。私は「~だと思う」という表現はIthink という言葉ばかり使っていましたが、

・I guess(推測で~だと思う)
・I suppose(多分~だと思う)
・I reckon(イギリス英語 ~だと思う)

というように、新しい表現を知ったら意識的にI think 以外の表現を使ってみるようにしました。このように新しい表現を使ってみることで、あなたが英語で話せるバリエーションが増えていきます。

いつも同じ英語ばかり使っているなと思う方は、ライティングで新しい表現方法をアウトプットすることを意識してみてください。

リスニングで英語は英語のまま理解するようにする

すぐにわかる簡単な文でもリスニングになると全くわからなくなる・・

特にネイティブと会話していると、簡単な単語なのに聞き取れないことはよくあると思います。しっかりリスニングが出来るとはどういう状態なのでしょうか?リスニングには大きく分けて2つのプロセスがあります。

1音声知覚
2意味理解

まず最初の第1プロセスでは英語の音と聞き取り、何という単語なのかを認識します。(1音声知覚)

そして音が聞き取れたら、英語の意味を理解する第2プロセスに移ります。(2意味理解)

以上の2点のプロセスに加えて更に実際の会話は「短期記憶」というプロセスが必要になります。短期記憶とは聞き取った英語の内容を一時的に頭の中に留めておくことです。

この短期記憶が抜けてしまうと、音が聞き取れても次の英語が話されているときに「さっき何て言う話をしていたっけ?」とわからなくなってしまいます。

初心者の方はリスニングの最中、聞こえてきた英語を日本語に翻訳してしまいがちですが、そうすると英語を理解することに加えて、日本語の作成とその作成した日本語の理解するという作業を同時に行わなければいけなくなります。

そしてその工程の最中に新しい英語が流れてしまうと対応がしきれなくなります。それを防ぐためには英語を日本語に訳さずに英語のまま理解することが大切です。英語を英語のまま理解するための訓練としては以下の2つがオススメです

➀シャドーイング

シャドーイングとは音声を聞いた後で即座に聞こえてきた英文を復唱する英語勉強法です。通訳になる人たちも使っている効果的な英語学習法です。初心者の方は簡単な英文からチャレンジしてみましょう。

②瞬間英作文

瞬間英作文とは中学で習うレベルの文章を日本語で聞いて、それを英文に瞬時に訳す方法です。「瞬時に」というのがポイントになります。瞬間的に英語の文章がスラスラ出てくるまで反復練習することで英語のまま理解できるようになっていきます。

私は英語が初心者の時にこの方法を知り、チャレンジしてみましたが、リスニングはもちろん、スピーキング力アップにとても効果を実感できました。オススメの教材は以下の通りです。

まとめ

以上が初心者の方が英語上達する方法です。まとめるとこんな感じです。

・基礎の英文法、英単語を学ぶ
・発音を学ぶ
・ライティング(英語日記をつける)
・日常的に使う英語フレーズを覚える
・リスニング(シャドーイング、瞬間英作文)

いかがでしょうか。やることが沢山あるので、継続できる自信がない・・という方もいるかもしれません。最初はすべてを完璧にするよりも、日常に少しずつ出来そうなものから取り入れてみてください。とはいっても、

・自分一人じゃ継続できる自信がない
・自分の英語学習が合っているか不安だから誰かにサポートしてもらいたい

という方には、テーラーイングリッシュがオススメです。テーラーイングリッシュでは、先ほど述べた第二言語習得理論に基づく英語学習法を取り入れており、効率的な英語学習をサポートしています。

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