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英語の子音の正しい発音は?発音のコツや注意点を徹底解説!

英語の子音の正しい発音は?発音のコツや注意点を徹底解説!

英語の子音のなかには発音の難しい単語があります。日本語にはない発音もあるからです。

唇をかんだり舌を突き出したり、日本人からみるととても複雑な口の動きに見えます。上手に子音を発音するコツを知りたいという方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、子音の発音のポイントや注意点を解説します。

英語の子音の基本的な発音

英語の子音の基本的な発音
母音以外の音が子音です。日本語の場合、子音は常に母音と組み合わせて発音されます。PやTの音は、「パ」や「タ」などと、母音と組み合わされています。ところが英語の子音は、母音を組み合わせずに発音することがしばしばです。詳しく見てみましょう。

子音とは

英語の子音は24種類あるといわれています。日本語の子音は16種類です。日本語にない音もあるため、発音しにくいと感じるのも無理はないでしょう。

たとえばPやTの音は日本語でもあります。「パ、ピ、プ、ペ、ポ」はすべてPの音ですし、「タ、チ、ツ、テ、ト」はすべてTの音です。英語では、日本語のように母音と組み合わせて使うとは限りません。

catという単語を発音するとき、最後は子音のTで終わっています。このTは破裂音といい、舌を上の歯ぐきの裏あたりにつけて勢いよく離したときの音です。日本語の「キャット」のように発音してしまうと、「ト」はTとO(オ)が混ざった別の音になってしまいます。

子音が語尾にくる場合には、母音と組み合わせずに子音だけで発音するようにします。以下の単語は日本語で「グ」や「プ」と発音したくなりますが、語尾はgの音だけ、pの音だけにとどめるようにしましょう。

bag (語尾は「グ」と発音しない)
map (語尾は「プ」と発音しない)
cook (語尾は「ク」と発音しない)

日本語にない発音も

日本語にない子音をいくつかご紹介します。

th

単語のなかにthのスペリングを見かけたら、日本語にない子音と思っていいでしょう。発音は2通りしかありません。発音記号で記すとθかðです。どちらの音も、舌を上と下の前歯の間に軽く挟んで発音します。

θの場合には舌を軽く挟んだまま息を吐き出す感じです。TやSに近い音と感じるかもしれません。

ðの場合、舌は同じ位置で、息ではなく声を出す感じです。DやZに近い音になるのではないでしょうか。以下にθとðの発音を含む単語をご紹介します。

【θ】

mouth
three
truth

【ð】

the
brother
breathe

f, v

fやvが単語のなかに使われていたら、上の前歯を下唇につけて発音すると覚えておきましょう。fの場合は息を吐き出し、vの場合には声を出します。これらの音を含む単語は以下のとおりです。

【f】
fire
fox
soft

【v】
visit
five
have

sh, s

shとsの音は、日本語にない音というよりは、区別せずに使っている音といえます。shの発音記号はʃ、sの発音記号はsです。

違いは、ʃは口を丸めて舌をどこにもつけずに発音します。sも舌をどこにもつけないのは同じですが、口を丸めずに息が歯と歯の間から漏れ出ていく感じです。

日本語の音でいうと、ʃは「シュークリーム」の「シュ」、sは「埼玉」のsに近いでしょう。単語をご紹介します。

【sh】
she
push
shine

【s】
sit
seat
seal

shとsの発音を混同すると、まったく違う意味の言葉になってしまうこともあります。たとえばsit(座る)のsを誤ってshの発音をしてしまうと、shit(クソ)というとんでもない意味になってしまいます。この2つの発音を組み合わせた早口言葉もあります。

She sells seashells by the seashore. (浜辺のそばで彼女は貝殻を売っている)

英語の子音で特に難しい発音は

英語の子音で特に難しい発音は
英語の子音のなかには、文章のなかで発音されると音が変化してしまうものがあります。これを理解していないと、まったく違う音に聞こえてしまうでしょう。

また、日本人にとっては発音が難しいものや、なかなか区別できない音もあります。難しい発音を克服するポイントを考えてみます。

tの音

tは単語の語尾や文章の最後にきたときに、音が消えてしまうことがあります。たとえばeatやyetなどです。Do you want to eat? や Is he here yet? などtの音が聞こえません。アクセントが子音のtの部分にないためです。

tが2つ重なるスペリングの単語では、dやlに近い音に聞こえることがあります。prettyやbetterなどです。これもtの部分にアクセントがないため、サラッと発音される結果、舌が上歯ぐきにあたる音しか聞こえてきません。

さらにtの特徴は、次にnの音がくると、tがまるでnに吸収されるように音が消えてしまうことです。eatやyetのように単にtの音が聞こえないのとは違います。tを発音しようとしてもnに飲み込まれてしまうような音です。mountain,やfountainなどがその典型例でしょう。

lとrの音

lとrの発音も日本人の苦手なひとつかもしれません。lは舌をしっかり上の歯茎の後ろにつけて発音するのに対して、rは舌をどこにもつけずに発音します。

lの発音は、イメージ的には舌の先を直角に持ち上げて上の歯の後ろにつける感じです。rの発音は、口を丸めてwに近い音を意識すると、うまく発音できるかもしれません。

lとrについては、自分で区別して発音できるようになると、おのずとリスニングでも区別できるようになります。

まとめ

英語の子音は、発音のポイントを理解して練習することが大切です。日本語にない音は何度聞いても、耳からだけではなかなか正しく発音できません。

発音の練習ほど独学で身につけるのは難しいものはないでしょう。かといって、英会話学校にまで通う時間はないという方もいるのではないでしょうか。

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