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asの意味や使い方は?接続詞や前置詞としての用法を一気に解説!

asの意味や使い方は?接続詞や前置詞としての用法を一気に解説!

ネイティブがよく使う単語のひとつにasがあります。受験英語でも出てくる接続詞や前置詞です。なんとなく意味はわかるものの、使い方がいまひとつわからないという方もいるのではないでしょうか。

asを使えるようになれば、英語の表現の幅がぐっと広がります。ここではシーンに応じて、asの使い方を解説します。

1、接続詞としてのas

asの代表的な使い方のひとつが接続詞です。意味としては「~のとき」や「~だから」となります。「~のとき」というとwhenにも同じような意味があり、なにが違うのかとわかりづらいかもしれません。例文をもとに解説します。

1-1、whenと同じような意味

2つの文章をつなぐ接続詞として使う場合、「~のとき」という意味になります。例文をみてみましょう。

As we were driving by the station, we saw the fire.
(駅の近くを車で運転していたとき、火事を見た)

asは、ほかの接続詞と同じように、コンマの前と後ろの文章を入れ替えても同じ意味です。「~のとき」という意味の接続詞にはwhenもあります。上記の文章のasをwhenに変えても問題はありません。

ただ、ニュアンスがやや異なります。イギリスやアメリカの辞書に書いてある説明を要約すると次のとおりです。asは、接続詞で結ばれる2つの出来事が同時に起きている。whenは、whenで表現される出来事が起きているときに、もう少し長いスパンで起きている別の事象があるという説明です。

簡単にいうと、asはコンマの前と後ろの文章の出来事が同時に起きている場合、whenはもう少し時間軸が長い場合ということになります。

上記の例文の場合、駅の近くを車で運転している最中に火事を見たという意味です。「車の運転中に」というニュアンスです。もしこれをwhenにすると、駅を車で通りかかったときに火事を見たという意味は同じものの、ひょっとしたら車を止めて見たかもしれませんし、いったん車から降りて見たかもしれません。asは、2つの出来事が同時進行していることをある意味強調するときに使う接続詞です。

1-2、becauseと同じような意味

asには「なぜなら~だから」という意味があります。becauseと同じ意味です。例文を見てみましょう。

As we don’t have much time, let’s get started.
(時間があまりないので、さっそく始めよう)

ここでもasで始まるコンマまでの文章と、その後の文章を逆にしても意味は変わりません。asをbecauseにしても同じ意味になります。唯一の違いは、asのほうがややフォーマルな印象です。ビジネスの場面や、パブリックな場所で使うと、大人の洗練された会話の印象になります。もうひとつ注意が必要なのは、becauseの意味でasを使う際には、疑問文では使わないことです。次の例文をご覧ください。

Are you going to stay home, because you don’t want to attend the party?
(パーティに参加したくないから家にいるの?)

このbecauseをasに置き換えることはできません。asを「なぜなら~だから」という意味で使う場合には、肯定文や否定文でのみ使うことを覚えておきましょう。

2、前置詞としてのas

asは前置詞として使われることもあります。前置詞というと、inやonなど使い方が複雑なイメージがあるかもしれませんが、asは「~として」という意味です。意味がはっきりしているので、比較的使いやすいのではないでしょうか。

2-1、「~として」の意味

「~として」という意味で使う場合、「as+名詞」という使い方をします。例文を見てみましょう。

He is working as a waiter.
(彼はウェイターとして働いている)

asは「~として」という意味でさまざまな慣用句もあります。いくつかをご紹介します。

as a rule of thumb(大ざっぱなルールとして)
As a rule of thumb, this car burns about a liter of gas for every 10 km.
(大ざっぱにいうと、この車の燃費は10km/Lだ)

a rule of thumb(大ざっぱなルール)という表現にasをつけることで、「大ざっぱなルールとして」という意味になります。日本語では「経験則から」「ひとつの指標として」などと訳すほうがわかりやすいかもしれません。

as a matter of fact(実は)
As a matter of fact, he was a tennis player when he was younger.
(実は、彼は若いころテニスの選手だった)

a matter of factというのは、「実のところの事実」というような意味です。asをつけるて直訳すると「実のところの事実としては」という意味になります。つまり、「実は」という意味です。

2-2、便利なasの慣用句表現

asはそのほかにもさまざまな慣用句で使われます。日本人が難しく感じるのは、慣用句によって意味が異なるからかもしれません。よく使われる慣用句の表現をご紹介します。

as……as~(~と同じぐらい……だ)
Your cake is as good as those you can find in shops.
(あなたのケーキは店に売っているケーキと同じぐらいおいしい)

the same as~(~と同じ)
You look exactly the same as you were 10 years ago.
(あなたは10年前と全然変わっていない)

as planned(予定どおり)
Let’s go hiking as planned.
(予定どおりハイキングに行こう)

まとめ

asは接続詞や前置詞としていくつも意味があります。もともとの意味が派生して、さまざまな慣用句としても使われることも少なくありません。このため、会話に登場する頻度は高いといえます。

どの意味で使われているのかわかりづらいこともあるかもしれませんが、ネイティブが使っているのを聞いているうちに、とても英語的な表現ができる単語であることに気づくでしょう。

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