Blog

ブログ

英語の過去完了形の使い方!現在完了形との違いも解説

英語の過去完了形の使い方!現在完了形との違いも解説

英語を学習する皆さんは完了形をしっかりと覚えて使えているでしょうか?英語の文法の中の完了形には現在完了形と過去完了形がありますね。

完了形というと、過去形とも違うし、現在形とも違う形なのですが、どの場面で使えばいいのでしょうか?迷いやすい完了形は時間経過をイメージでとらえることができると理解がしやすくなります。

今回は、特に混乱する方が多いという過去完了形について、中心にみていきたいと思います。

完了形とは?

そもそも、完了形とはどういった形なのでしょうか。まず、現在形から見ていきましょう。言うまでもなく、現在の状態や動作について述べる形を現在形といいますね。

I study English.
(私は英語を勉強します。)

また、過去形については過去の動作、状態を述べることができます。

I studied English yesterday.
(昨日、私は英語を勉強しました。)

そして、完了形は過去から現在についてつなげて表現することができる表現方法です。以下の文をご覧ください。

私は2年前から英語を勉強しています。

この文の中身を詳しくみていくと、2年前から英語の勉強を始めた。そして現在も勉強を続けているという2つの意味合いがこめられていますね。こちらの文を英語で表現するとどうなるのでしょうか。

I have studied English for 2 years.

このように、完了形では過去から現在(またはある時点)までの動作、状態を表現することができます。

過去完了形と現在完了形はどこが違う?

現在完了形について、少しイメージすることができたでしょうか。それでは、現在完了形と過去完了形とは一体どのような違いがあるのでしょうか。ここで、詳しく見てみていきましょう。

現在完了形

まずは現在完了形から見ていきましょう。先ほど述べたように、現在完了形は過去のある時点から今について述べることができます。

現在完了形は < have + 動詞の過去分詞> で表現します。

例①)

昨日から頭が痛い。

→昨日(=過去)の時点から今まで 頭が痛い状態が続いているが続いている。

ポイントは 

・昨日頭が痛くなった。
・そして、現在も痛みが続いているという点です。

この2文をつなげて英語にすると、

I have been headache since yesterday.

となります。過去から現在まで続く状態(頭が痛い)を現在完了形<have + 動詞の過去分詞>を使い、since~で昨日からという部分を表します。

例②)

私は3年間イギリスに住んでいる。

・3年前にイギリスに住み始めた。(=過去)
・そして、現在も住んでいる。(現在も継続中)

この文も現在完了形を使って表現することができます。

I have lived in England for 3 years.

for は~年の間という意味です。since や for は完了形でよく使われる表現なのでぜひ、覚えて使ってみてくださいね。

このように、現在完了形は過去と今の時点をつなげて表現することができます。日本語には現在完了形という文法の考え方がないので、日本語だけで考えてしまうと少しわかりにくいのですが、過去から現在までの時の流れをイメージして考えてみてくださいね。

過去完了形

ここからは今回の本題である、過去完了形について解説していきたいと思います。現在完了形が過去のある時点から現在までを述べるのに対し、過去完了形は”過去のある時点からその後のある時点”についての動作・状態を表します。

つまり、過去の話をもっと昔からさかのぼり話をしていることになります。 それでは、例文を見てみましょう。

例)

彼女は2年前までロサンゼルスに住んでいた。

She had lived in Los Angeles until 2 years before.

この文では、彼女はロサンゼルスに2年前まで住んでいた。そして、今は別のところにいる。という意味になります。ポイントは

・ロサンゼルスに住み始めたのは2年前よりもっと前
・2年前にロサンゼルスからどこかへ引っ越ししたという過去の事実

となります。このような“過去のある時点からその後の過去”(どちらも現在ではなく、過去の話)についての表現に過去完了形を用いることができます。

過去完了形の使い方

過去完了形にはいくつかの用法の種類があります。それは、完了・結果、経験、継続です。いずれも、過去完了形は<had + 過去分詞>の形をとります。では、過去完了形の用法についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

完了・結果

まず一つ目は「完了・結果」です。すでにお伝えしたように、過去完了形では“過去のある時点からその後のある時点まで”を表現します。

例)

Tom had already divorced when he met Maria.
(トムがマリアにあった時には、すでに離婚していた。)

上の文では when he met Maria の部分で、トムがマリアにあったときの時点に焦点があてられています。

alreadyが使われているということは動作の完了を示しており、マリアと会う前にすでに離婚が完了したという過去がある、という意味なので「完了・結果」を表しています。

経験

二つ目は、「経験」です。

I had never tried blue cheese before I came to France.
(私はフランスに来るまでブルーチーズを食べてみたことがなかった。)

I came to Franceの文でフランスに来るまでの時点に話の視点がおかれており、フランスに来た時より前まではブルーチーズを食べてみた経験がないという過去の「経験」について表現するために過去完了形が使われています。

継続

三つ目は、「継続」です。

例)

They had known each other for 5 years when they made the company together .
(彼らが一緒にその会社を作った時には、知りあってから5年がたっていた。)


彼らが会社を作った時のことに焦点をあて、その時点ではすでに5年知り合っていた「継続」した期間があったたことを過去完了形を用いて表現しています。

まとめ

いかがでしたか?過去完了形では”過去のある時点からその後のある時点”についての動作・状態を表すことができました。そして、

・完了・結果
・経験
・継続

を表す働きがあります。過去完了形、そして現在完了形を理解し使いこなせるようになると会話や文章作成の上で、とても便利です。

また、英語の表現力もグッとアップします。苦手だと思っていた文法も一度理解できるとその後の英語表現にとっても役立ちますよ。

そこで自宅で学べるマンツーマンのコーチング英語学習サービス、テーラーイングリッシュで英語を身につけてみてはいかがでしょうか?

質の高いマンツーマンのオンライン英語レッスン、個別学習プログラムの設計、メンタリング、日々の学習管理が、すべて自宅で受講可能。

最短2か月から学べるサービスをご提供中です。ぜひ、無料のカウンセリングも行なっておりますので、お気軽にお問い合わせお待ちしております。

記事一覧に戻る

0