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【TOEIC初心者のリスニング対策】聞き取れない方にオススメの勉強法とスコアアップのコツ

【TOEIC初心者のリスニング対策】聞き取れない方にオススメの勉強法とスコアアップのコツ

「TOEICのリスニングが早すぎる!」

「どうやってリスニングを勉強していいのかわからない。」

こんな方はいらっしゃいませんか?リスニングの音声についていけなくて、気づいたらマークシートがただの塗り絵になってしまった・・。という経験がある方もいるかもしれません。(昔の私がそうでした。)

本記事はそんな

  • TOEICのリスニングパートが苦手な方
  • TOEIC初心者でリスニングの勉強法を知りたい方

にオススメです。これを読むと

  • TOEICリスニングのスコアアップのコツがわかる
  • BGMになっていたリスニングが聞き取れるようになる

ようになります。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

パートごとのTOEIC リスニングの傾向と対策

TOEICのリスニングパートではアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの男女のスピーカーによって英文が読み上げられます。リスニングパートは以下のような構成になっています。

Part1Part2Part3Part4
写真描写問題応答問題会話問題説明文問題
1問につき1枚の写真が掲載さている。アナウンスされる4つの英文からその内容を正しく描写しているものを選ぶ。まず短い質問か発言がアナウンスされる。それに対する応答が3つ読まれるので、受け答えとして正しいものを選ぶ。2人か3人の会話を聞き、その内容に関する3つの質問に答える。4つの選択肢の中から適切なものを選ぶ。1人の人物による英文を聞いて、その内容に関する3つの質問に答えてく。4つの選択肢の中から適切なものを選ぶ。
全6問
時間:約4分
全25問
時間:約8分
全39問
時間:約18分
全30問
時間:約15分

Part1 写真描写問題

【対策】目標正解数4問/6問中(TOEIC600目標の場合)

Part1では主に人の写真・モノの写真・風景の写真が出題されます。このパートでは、glass(ガラス)、 grass(草)など似た単語の発音が出てくることが多くあります。

リスニングを学ぶ上で正しい発音を身に着けることは非常に重要になります。発音については下記で改めて記述していますので、参考にしてみてください。

Part2 応答問題

【対策】目標正解数14問/25問中(TOEIC600目標の場合)

WH-という疑問詞、When「いつ」、Where「どこで」、Who「だれが」、What 「何を」、Why「なぜ」、 How「どのように」を使った問いかけが多く出題されます。特に最初の3語を聞き逃さないように意識をしましょう。

Part3 会話問題

【対策】目標正解数20問/39問中(TOEIC600目標の場合)

初心者の方には難易度が高くなってくるパートです。少しでも理解をしやすくするために、パート3の指示文が読まれている間に最初の問題の設問を読むようにしておきましょう。

設問の先読みをすることによって「どんなことが話されているか」のイメージが湧きやすくなります。

Part4 説明文問題

【対策】目標正解数15問/30問中(TOEIC600目標の場合)

大量の英文が読まれるので苦手な方も多いパートではないでしょうか。このパートでよく取り上げられる種類の英文にはある程度のパターンがあります。

1.(ラジオなどの)ニュース
2.広告や宣伝
3.留守番電話に残したメッセージ
4.各種スピーチ
5.飛行機などの乗り物内でのアナウンス
6.天気予報

ここでも設問を先に読むようにして、あらかじめどんな事が話されているのかイメージしておくといいでしょう。

なぜ英語が聞き取れないのか?

そもそも、なぜ英語が聞き取れないのでしょう。それにはいくつかの理由があります。

理由その1 英語と日本語の語順の違い

英語と日本語では語順が大きく異なります。英語の場合の語順は以下のようになります。

I was here for last night’s performance.

一方で日本語の場合はこのような順になります。

私は昨日の公演でここに来ました。

英語にしていく場合、下のよう読んでいく必要があります。

私はここに来ました/昨日の公演で

この英語と日本語の語順の違いが、リスニングを勉強する上で大きな障害になるのです。

理由その2 発音の違い

私たちの脳は知らない音を聞いた時に、自分の知っている音に置き換えてしまう性質があります。英語には43種類の音がありますが、日本語と重なる音はそのうち数個です。

つまり日本人は英語の正しい音をほとんど知らないのです。そのため、日本人が英語を聞くと自分のよく知っている「カタカナ」に置き換えて聞いてしまうのです。

理由その3 語彙力・文法力不足でそもそも意味が分からない

TOEICには日常会話には出てこないビジネス単語も多く出題されます。特に初心者の方は語彙力を上げることがTOEICのスコアアップのカギとなります。

オススメの英単語本はユメタンとTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズです。

また、語彙力と同時に文法を勉強していくことも重要です。文法を学ぶためには薄めの問題集を一冊解くようにしましょう。厚い参考書は避けてください。薄い本を一冊終わらせることで達成感が味わえます。

あなたのリスニング力を劇的にアップさせる方法

対策その1 英語回路を作る

英語を上から順に読むことを意識してください。英語を読んでいく際は、日本語を反さずに英語のままの語順で理解出来るようにしていきましょう。決して後戻りをしないようにしてください。例えば 

I went to the beach last Sunday.

という文があったら

私は/行った/浜辺に/先週の日曜日に

という具合に読んでいきましょう。英語を英語のままの語順で読むことで英語回路が出来ていき、リスニング力向上につながります。

対策その2 発音を学ぶ①

先ほどお伝えしたように英語と日本語の発音は全く異なります。英語の正しい音を知ることでリスニングアップにつながります。ここではカタカナと混同されやすい6つの発音をご紹介します。

LとR(日本語のラ行)
VとB(日本語のバ行)
THとS(日本語のサ行)

以上の文字は日本語のラ行・バ行・サ行と混同されやすくなります。

Lの発音
舌の先を上の歯茎にしっかりとつけ「ル」と言って舌の両側から声を出します。

Rの発音
舌の先を丸め、口の奥の方へ近づけ舌に力を入れて「ル」というと「r」の発音が出来ます。舌の先はどこにも触れないようにしましょう。


Vの発音
上の歯で下唇の内側を軽く押さえ、歯と唇のすき間から「ヴ」と声を出します。

Bの発音
「b」は唇を閉じてから急に「ブッ」と声を出して発音します。


THの発音
舌の先を上下の歯で軽くかみ、舌と歯のすき間から「ス」と息を出します。

Sの発音
舌先を上の歯に近づけ、舌と歯のすき間から強く「ス」と息を出します。

TOEICにはbat「バット」とvat「大おけ」、sick「病気の」とthick「厚い」など紛らわしい単語が出てきます。発音が出来るようになると聞き取りも出来るようになっていきます。

発音対策にオススメの本

発音を学ぶ際は必ず音声を確認して、正しい発音を聞きながら練習をするようにしましょう。出来れば独学よりも発音を直してくれる人が周りにいると自分の発音の癖・直すべきところがしっかりとわかるようになります。

オススメの参考書は以下の通りです。

対策その3 発音を学ぶ②

発音を学ぶ上でリンキングについても理解する必要があります。リンキングとは音のつながりのことです。英語が聞き取れないのは音が変化するというのも大きな原因となります。例えば、

Take it easyは「テイキリージ」、
Check it outは「チェケラ」

のように聞こえます。これは、語尾の子音と語頭の母音がつながることが原因です。音が変化するケースは非常にたくさんありますので、最初のうちは特に音の変化を意識するようにしましょう。リンキングを身に着けるには後で記述するシャドーイングがおすすめです。

まとめ

初心者の方がリスニングパートのスコアをアップさせる方法は以下の通りです。

・英語回路を作る
・発音を学ぶ
・単語・文法の知識を増やす

これらを実践するのに最適な方法があります。それはシャドーイングです。シャドーイングとは影のように聞こえてきた英文を後から繰り返す勉強法です。

シャドーイングの仕方

では、初心者の方でも始めやすいシャドーイングの仕方についてお伝えします。

①まずは音声なしでテキストを読みます。例えばPart1で読まれている以下の文章をシャドーイングするとします。

Workers are installing a patio floor.
作業員たちが中庭の床材を運んでいる

これを英語の語順にしていきます。

作業員たちが/設置している/中庭の床材を

その際、わからない単語を把握しておきましょう。例えばinstall(取り付ける)、patio(中庭)などでしょうか。テキストを見ながら音声を聞きます。英語を英語のままの語順で読むことを意識してください。

音声を聞きながら音読をしていきます。“Workers”や“floor”などLとRの音に特に気を付けながら発音してみましょう。

そしてシャドーイングをしていきます。テキストを見ずに音だけを聞いて後から読んでいきます。音のつながり(リンキング)を意識しながらシャドーイングをしていってください。

ポイントは自分のレベルよりも優しめの英文をシャドーイングすることです。もし、TOEICの音声が難しい場合はシャドーイング用の教材などを使って何度も英語を声に出していく練習をしてください。

英語はよくスポーツに例えられます。上手になるためには反復練習が必要です。野球の素振りのように何度も何度も地道に練習していくことで徐々に英語が話せるようになっていきます。

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