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英単語を覚えるのが苦手な方必見! 効率的な英単語の覚え方

英単語を覚えるのが苦手な方必見! 効率的な英単語の覚え方

「英単語を覚えるのが苦手・・・」

「もっと効率的に英単語を覚えられないかな」

そう思っている方は多いと思います。英単語が覚えられるようになると、英語の理解がずっと楽になり、スピーキング力もグンとアップします。効率的に英単語を覚えたい方は必見ですよ!

この記事はこんな方にオススメです。

  • 英単語を効率的に覚えたい
  • 英単語を覚えるのが苦手

英語初心者はどのくらい英単語を覚える必要があるのか?

英語を理解できるようになるためには、英文をつくる最も小さい単位の英単語を覚えることが重要になります。でも、英単語って量が多いし時間もかかるし大変なイメージありますよね。

ネイティブスピーカーは通常、15,000~20,000語の単語を知っています。20,000語も覚えるなんて無理!!そう思われた方もいるかもしれませんが、もちろんすべての英単語を覚える必要はありません。

では、英語初心者の方はどのくらいの単語数を覚えたらよいのでしょうか。ウェスタンオンタリオ大学の応用言語学教授のスチュアート・ウェッブ氏によると、英語を効率的に勉強するには最も頻繁に現れる800〜1,000語の英単語を集中的に覚えることが重要だそうです。

なぜなら、最も頻繁に使用される1000語だけを覚えるだけで通常の生活の中で話されている言語の75%を理解することが出来るからです。1000語というと覚えられそうな数字だと思いませんか?

ちなみに映画や海外ドラマを理解するために必要な言語数は3000語です。さらに小説や新聞、BBCを理解するためには約9000語を覚える必要があります。まずは単語帳を一冊決めて、それを何度も何度も繰り返し覚えていくようにしましょう。

参考記事:How many words do you need to speak a language?

※この頻度の高い1000語とはある1つの単語の派生形や屈折形も含めて1語と数えています。たとえばblue(青い)という単語はbluer (ぼやけた)、bluest( 青の最上級)、bluish(青みがかった)という単語も含めて1つの単語としています。

ちなみにおすすめの英単語本は以下の通りです。

CD付 夢をかなえる英単語 新ユメタン1 大学合格必須レベル

DUO 3.0

科学的に効果的な英単語の覚え方

英単語の暗記といったら地味で時間がかかる作業だと思っていませんか?実は覚え方にはコツがあるのです。ここでは科学的に効果的な英単語の覚え方をご紹介します。

英単語と日本語の意味を確認する

まず英単語を見て日本語の意味を確認し、覚えていきます。その際、発音をしながら覚えるようにしましょう。声に出すことで脳の部位を多く使うので記憶に定着しやすく、集中力も高まりやすくなります。

日本語を隠し、英単語をみて瞬時に意味が言えるようにする

覚えた英単語の日本語の部分を隠して、瞬時に意味が言えるか確認します。この「瞬時に」というのがポイントです。

なぜなら実際の英会話では「registration(登録する)ってどういう意味だったかな・・」と考えてしまうと、スムーズに英語が理解が出来なくなり、コミュニケーションが成り立ちません。パッと見て意味が理解できるかチェックしましょう。

覚えられなくてもすぐに次へいく

たとえすぐに意味が言えなくても気にしなくて大丈夫です。英単語は1回で覚えるよりも、何度も周回して覚えていったほうが、よりしっかりと長期記憶として定着していきます。覚えられなくてもすぐに次へいきましょう。

1日10単語を10日間よりも10日で100単語

もし100個の単語を覚えるとして、1日10個ずつ新しい英単語を覚えるよりも10日間ずっと同じ100語を覚えるようにしましょう。10日間も同じ単語をやっていくと、何度確認しても覚えられない単語が出てくると思います。

その際、なかなか覚えられない単語に目印をつけて、覚えられない単語だけ集中的に覚えていくようにしましょう。

覚えた英単語を24時間後、7日後、16日後、35日後、65日後・・というように間隔あけて復習する

100語が終わったら、次の100語をまた10日かけて覚えていきます。その際に以前に覚えた100語も間隔を空けて復習をしていきます。忘れたころに復習することで記憶の定着率がアップするのです。

これは分散学習というもので、忘れるタイミングで復習を行うことが記憶の定着には最も効果的という人間の脳の仕組みを利用したものになります。

英単語は一度にどのくらい覚えたかよりも、何回その単語を目にしたかの方が大切です。人間の脳は反復性の高さによって神経回路の統合の強さが変わっていくのです。

神経回路の統合は一度の刺激に関してはほとんど残らず、すぐに消えてしまうという性質があります。それに対して何度も繰り返し刺激を与えることでその統合は長く保持されるのです。

たとえ一度に英単語を覚えられなくても何度も繰り返すことで、徐々に覚えられるようになっていきます。あまり覚えられないなと感じても、焦らずに長い目でみて覚えていきましょう。

覚えた英単語をスピーキングで使えるようにするコツ

「単語を覚えるだけじゃなくてスピーキングで使えるようになりたい」せっかく英単語を覚えるのだからスピーキングで使えるようになりたいですよね。

知っている単語と使える単語は異なります。文章を読んだり聞いたりする際に必要な単語数は、実際に話すときに使う単語数よりも多くなるのが普通です。

知っている単語を使える単語にするためには、能動的に自分で使ってみることが大切です。英単語を使って英文を作ってみましょう。例えばestablish(設立する)という英単語を覚えたい場合は、

The company was established last year (その会社は去年設立された)

というように簡単な例文をつくることで、スピーキングで話せる語彙のバリエーションが増えていきます。覚えた英単語はそのままにせず、オンラインレッスンやSNSなどで積極的に使ってみることを意識しましょう。

めざせ英語脳!英単語の持つイメージで理解する方法

英単語と対応する日本語訳は全く同じ意味にならないことがあります。日本語訳でダイレクトに覚えるのではなく、その英単語の持っているイメージで覚えるようにしていきましょう。ここでは英単語をイメージで理解するために必要な方法をお伝えします。

語源学習法で英語の持つ核のイメージをつかむ

英単語を覚えていると、1つの単語に複数の意味があるものが数多く存在します。たとえばsubjectという英単語があります。

subjectには「主題」、「国民」、「科目」といった名詞のほかに「従属している」といった動詞の意味があります。

一見、すべてバラバラな意味なので、すべての意味を覚えなければいけないように感じます。しかし、このsubには「下に」という意味があり、jectには「置かれたもの」といった意味があるのです。

「主題」、「国民」、「科目」、「従属している」にはすべて「下に置かれたもの」という共通点があるのです。

単語の核となる意味がわかるようになると、日本語訳で直訳するのではなく、単語の持っている意味で理解できるようになっていきます。これを語源学習法といいます。

語源学習法は英単語をパーツに分解して、そのパーツごとの意味から単語全体の意味をつかんでいく学習法のことです。

他にも、proやpreには「前の」という意味があります。progress(前に進む⇒進歩) 、preview(前もって見る⇒見込み)など、proやpreの語源を知っておくと単語の意味がイメージしやすく、楽に覚えられるようになるのです。

しかし、語源のパーツは膨大であり、どれから覚えたらいいの?と思う方もいるかもしれません。ニュージーランドにあるヴィクトリア大学の教授らが「最も役に立つ25の語のパーツ」を一覧にしています。

The word part technique: A very useful vocabulary teaching technique

語源はこの25語から覚えていくと効率が良いので参考にしてみてくださいね。

語のパーツとその意味具体例
spec(t)=見るspectator(観客)
inspect(検査する)
posit, pos=置くimpose(負わせる、課す)
compose(構成する、作る)
vers, vert=回すversus(対)
adverse(反対の、不利な)
ven(t)=来るconvention(大会、慣習)
prevent(防げる、予防する)
ceive/ceipt,cept=とる(こと)accept(受け入れる)
exception(例外)
super=超えてsuperb(素晴らしい)
supervise(監督する)
nam,nom,nym=名前surname(苗字)
nominate(指名する)
sens, sent=感じるsensible(分別のある)
sensitive(敏感な)
sta(t), stat=立つstable(安定した)
status(地位)
mis,mit=送るpermit(許可する)
transmit(送る)
med(d),mid(i)=真ん中intermediate(中級の)
Mediterranean(地中海)
pre,pris=つかむprison(刑務所)
enterprise(事業)
dicate, dict=言うdictate(書きとらせる)
predict(予言する)
ces(s)=行くaccess(アクセス、接近)
excess(超過)
form=形formal(形式的な)
transform(変形する)
graph=書くbiography(伝記)
autograph(サイン)
gen=生むgenuine(本物の)
gene(遺伝子)
dece,duct=導くconduct(導く)
produce(生み出す)
voca, vok=声vocabulary(語彙)
vocal(声の)
cis,cid=切るprecise(正確な)
scissors(はさみ)
pla=平らなplain(明白な)
plane(平面、平らな)
sec,sequ=後ろに続くconsequence(結果)
sequence(連続)
for(t)=強いeffort(努力)
enforce(実施する、強いる)
vis=見るvisible(目に見える)
visual(視覚の、映像)

google画像検索を使う

単語の持つイメージを知るには、google画像で検索することもオススメです。例えば、「かわいい」という日本語があります。この英単語はprettyとかcuteですよね。この2つの違いはわかりますか?prettyで画像検索するとこのような画像が出てきます。

きれいな女性の顔

きれいな女性ですよね。対して、cuteで出てくる画像はこんなかんじです。

かわいい女の小の顔

愛らしい女の子が出てきました。cuteは子供や動物に多く使われるイメージに対して、prettyは日本語のかわいいよりもっと大人っぽい、美しいという意味が含まれています。

このように、画像検索するだけでも日本語で訳されている「かわいい」とニュアンスが異なるのがわかります。

英単語を覚えているときに「これとこれは何が違うんだろう?」と、日本語訳だとなかなかピンとこない時は画像検索してみると英語の持つイメージがわかるようになってきます。

忙しい方でも大丈夫!継続できる英語学習のスケジュールとは?!

「毎日忙しくて英単語を覚えることが出来ない」という方も多いと思います。そんな方は通勤中やちょっとした家事の隙間時間に英単語を覚えてみてはいかがでしょうか。

隙間時間では全然進まないと思う方もいるかもしれませんが、週に1回60分間英単語を暗記するよりも毎日10分間暗記をしたほうが効果的に覚えることができます。

英国ヨーク大学の実験によると、タイプライターの練習を2時間×2回行った学生たちよりも1時間の練習を1回行った学生たちのほうがタイプライターの精度が高まったという結果が出たそうです。

さらに学生たちはその事実に気づいておらず、実験後も被験者たちは2時間を2回練習したほうが効果的だと感じていたとのことでした。

このように毎日少しずつ勉強していると、スキルが身についていないような気がしますが、1日当たりの学習時間を短くすることで習得が促進されることがあるのです。

ちょっとした細切れ時間に少しずつでも英語学習を日々の生活に取り入れてみてください。たとえ10分であっても1年続ければ3650分=約60時間です。継続はあなたの英語力を大きくアップさせてくれます。

英単語はあなたの友達?!

「英単語は友達のようなもの」と言われることがあります。人間も、最初はどんな人なのかわからないから様子を見つつ、何度も会っていくうちに顔見知りとなり、気が合えば仲の良い友達になっていきますよね。

何度会ってもこの人とは合わないなと思う人がいる一方で、1回しか会ってないのにすぐに打ち解けられる人もいます。

英単語も同じように何度も出てくるにも関わらず、覚えられない単語がある一方で、1回でもすぐに覚えられる単語があると思います。「この単語は私は苦手だな」と思う単語でも、ふとしたきっかけですんなり覚えられることもあります。

私はsue(訴える)という単語が苦手で上手く使えなかったのですが、海外の法廷ドラマで”I sue you”(私はあなたを訴えます)という表現がよく出てきたのをきっかけにいつしか自然に使えるようになりました。

仲の良い友達は多いほうが楽しいですよね。英単語もたくさん知れば知るほど英語が理解ができるようになって楽しくなっていきます。友達と仲良くなる感覚で、英単語との出会いを増やしていきましょう。

出会いを増やすには単語帳で勉強するのと並行して、海外ドラマを観る、英語の文に触れるなどインプットを意識してみてください。前に覚えた単語と意外な場所で再会することがありますよ。

英語学習を習慣化させよう!

ここまで効率的に英単語を覚える方法をご紹介してきましたが、英語学習の一番のコツは習慣化することです。

人間は習慣化するためには21日間続けることが一つのターニングポイントになるといわれています。まずは英語学習を21日間続けてみることを意識してみてください。

もし、自分一人でどう勉強してよいかわからない、続けられる自信がないという方は、自宅で学べるマンツーマンのコーチング英語学習サービス、テーラーイングリッシュがオススメです。

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