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イギリスでのワーホリ(YMSビザ)

イギリスには「ワーキングホリデー」制度はありませんが、より就労を目的とした「Youth Mobility Scheme(YMS)」と呼ばれるビザがあります。

日本国籍の場合は、18歳以上30歳以下の方が申請・取得でき、他国のワーキングホリデーよりも就労、観光、就学など滞在内容について自由さがある点が特徴です。

ここではそんなYMSについて解説します。

YMS概要

YMSビザは2年間有効となっており、就労制限はほぼありません。また最大2年間滞在できるため、正社員や契約社員としての雇用も可能になります。

さらに、以下の条件を満たす場合は会社設立も可能になっています。

  • 従業員は雇用しない
  • 設備の価値が£5,000を超えない

YMSで禁止されている働き方

就労制限がほとんどないため、自由な働き方が可能ですが、禁止事項があります。

  • プロのスポーツ関係者として就労
  • イギリスの公的資金を得て働く
  • 会社を設立し、従業員を雇用する
  • 会社を設立し、£5,000を超える設備を導入する

該当してしまう場合には別のビザを取得する必要があります。

イギリスの賃金・税制度

YMSではどれくらいの収入が得られるのか、滞在中の費用はどのくらいかかるのかを把握しましょう。賃金と所得税について説明します。

最低時給

2025年1月現在の最低賃金は以下です。

  • £11.44: 21歳以上
  • £8.60: 18歳から20歳まで
  • £6.40: 18歳未満及び見習い

所得税

年収入が£12,570を超えると20%以上の所得税が課せられます。最低賃金なら年間約1,100時間働くと所得税の課税対象となります。

所得税が給与から源泉徴収されている場合は個人で納税手続きをする必要はありません。

YMSでおすすめの仕事

最も一般的なYMSでの仕事には以下が考えられます。しかし中には日本ではできないような仕事に就いて、人生を楽しむ方もいます。

例えばパチンコ風スロットや人気Jammin Jars スロット、バカラなどの揃った大手カジノでディーラーやカスタマーサポートなどの職についたり、お気に入りのサッカークラブの広報部でアルバイトをしたりなどが良い例です。

  • 飲食店
  • 小売店
  • オフィス
  • ベビーシッター

飲食店

ロンドンなどの大都市ではレストランやカフェなど飲食店での仕事がたくさんあります。多くの場合未経験でも働ける点が魅力です。また接客がある場合にはお客様との会話を通して英語力を磨くことも可能です。

英語が苦手なら皿洗いや調理スタッフなど裏方の仕事もあります。日本食レストランなら英語が苦手でもホールで働けることがあります。

小売店

衣料品や家具、家電などのお店だと英語力が高くなければ敷居が高いでしょう。しかしスーパーやドラッグストアならレジか倉庫担当、商品陳列など英語力があまりなくても働けるでしょう。

オフィスワーク

事務や電話応対などの仕事もありますが、ビジネス英語力がなければ難しいでしょう。外資系企業や海外勤務経験がある方には賃金面から考えてもお薦めです。

ベビーシッター

高英語力&子供好きであれば、ベビーシッターやハウスキーパーの仕事も可能です。住み込みで働ける仕事もあるのが魅力です。住居費や食費を節約できるのは経済的なメリットがあります。日本人家庭であっても、英語力は必要であることに注意しましょう。

仕事を見つけるには

仕事を得るには「採用されやすい人材」になることが必要です。重要な点は以下。

  • 英語力をアップ
  • カバーレターでしっかりと自分の能力をアピール
  • 求人方法をしっかりとこまめにチェック
  • 都市部に住む

高い英語力

英語力が高ければ高いほど仕事の選択肢が広がります。会話がしっかりと出来るように、聞き取りと話す力は特に重要です。自信がなければ就活開始前に語学学校に通うことも考えましょう。

カバーレターでアピールする

応募する際にはCV(履歴書)とカバーレターを送りますが。カバーレターは履歴書では見えてこない、詳細を提示するものです。自分の能力を確実に伝え、志望の動機などもアピールできる場ですので、大いに活用して自分を売りましょう。

こまめに求人情報をチェックする

募集はほとんどがオンラインです。求人サイトには複数登録し、志望職種の通知設定をしておきましょう。

また、こまめに求人サイトをチェックし、気が付いたらすぐに応募しましょう。

都市部は求人案件が多い

都市部には飲食店や小売店、オフィスを構える企業数も多いです。地方と比べると生活費は高めですが、仕事は見つけやすいです。都市では人手不足気味なところが多いため、英語力がそこまで高くなくても飲食店などなら採用されやすいでしょう。

まとめ

イギリスのYMSビザは20024年からはビザ発行数も6000人に増えました。またビザ申請時に既に利用費用を支払う仕組みになっているため、滞在中はイギリスの国民保健サービス(NHS)も利用できます。

YMSビザでのイギリス滞在を検討している方、是非ここでの情報を参考にしてください。

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