この記事でわかること
- 子音とは何か? 基本的な意味と役割
- 母音との違い
- 日本語にある子音と英語の子音の種類
- 子音の発音方法・破裂音・摩擦音など
- 発音学習に役立つコツとトレーニング法
はじめに|子音とは?をシンプルに説明
子音とは、声を出すときに口や舌、唇などで息の流れをせき止めたり、摩擦させたりして作られる音のことです。
例えば「か」「さ」「た」「な」など、日本語の多くの音には子音が含まれています。
一方で「あ・い・う・え・お」のように口の形だけで発音できる音は母音です。
つまり、子音=息の通り道に何らかの障害を作って出す音と理解するとわかりやすいです。
子音と母音の違い
| 特徴 | 子音 | 母音 |
|---|---|---|
| 発音の仕組み | 息を舌や唇・歯でせき止めたり擦ったりして出す | 息の流れを妨げずに声帯の振動だけで出す |
| 例 | k, s, t, n, m など | a, i, u, e, o |
| 日本語例 | か・さ・たなどの頭の部分 | あ・い・うなどそのままの音 |
ポイント・子音は単独で発音されにくく、多くの場合は母音とセットになって音節を作ります。
日本語の子音とは?
日本語では、基本的に「子音+母音」のセットで1つの音(モーラ)を構成しています。
- か= /k/(子音)+ /a/(母音)
- み= /m/(子音)+ /i/(母音)
例外的に「ん」や「っ」のように、母音を伴わない子音も存在します。
英語の子音とは?
英語は日本語よりも子音の種類が豊富で、発音の仕方も複雑です。
たとえば、日本語にない「th」の音 /θ/・/ð/ や、v・fなど歯や唇を使った摩擦音があります。
詳しい一覧は 英語びよりの子音解説 でも確認できます。
英語の子音は大きく以下に分けられます:
- 破裂音(Plosive): p, b, t, d, k, g
- 摩擦音(Fricative): f, v, s, z, th, sh など
- 鼻音(Nasal): m, n, ng
- 接近音(Approximant): l, r, w, j
- 破擦音(Affricate): ch, j
英語学習では、この子音の聞き分けと発音練習が非常に重要です。IPAで整理された詳細は Spice of English Grammar にも掲載されています。
子音の発音トレーニングのコツ
- 口や舌の位置を意識する → 鏡を見ながら「舌がどこに触れているか」を確認
- 最初は大げさに練習する → 日本語話者は英語子音を弱く発音しがち。強調して練習すると通じやすい
- 単語よりも音単位で練習する → 例・penを練習するときは p・e・n に分解してから繋げる
- 聞き取りと発音をセットで → 子音の違いを聞き分けられるようになると、自分の発音も改善
子音を学ぶメリット
- リスニング力が大幅に向上
- 英語の発音がクリアになり、伝わりやすくなる
- TOEFLやIELTSなど試験のスピーキング対策に有効
- 日本語学習者にも役立つ・ラ行やF音など難しい発音を習得
まとめ|子音とは息をコントロールして出す音
- 子音とは、息を止めたり擦ったりして出す音
- 日本語は子音+母音で構成されることが多い
- 英語は子音の種類が多く、日本語にない音も含まれる
- 正しい口・舌の使い方を意識して練習することで上達できる
英語でも日本語でも、子音の理解は発音力アップの第一歩です!
次にできるアクション
- 日本語と英語の子音表を見比べてみる
- 苦手な子音(例・r/l、th)を1日5分ずつ練習
- 発音練習アプリやYouTubeでネイティブの口の動きを真似する

