by the wayは日本語で「ところで」と訳されることが多いといえます。話題を切り替えるときの便利な表現だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、使い方を間違っているケースが実は少なくありません。日本語の「ところで」とは違うニュアンスがあるからです。by the wayの本当の意味や使い方を詳しくご紹介します。
by the wayの意味

これ対してby the wayは、本題と関係のない話をするときや、本題からそれるときに使うのがポイントです。詳しく解説します。
話題を変えるとき?
ひと通り説明が終わったところで、By the way, have you had lunch yet? If not, why don’t we grab something to eat? (ところでもうランチ食べましたか?まだなら、なにか食べませんか?)という具合です。
本題の話が終わって相手を褒めるときにもネイティブはよくby the wayを使います。By the way, your English is very good. (ところであなたの英語は上手ね)、By the way, I like your dress. (ところであなたのドレスすてきね)といった使い方です。
日本語の「ちなみに」に近い意味で使われることもあります。I am going to Hokkaido next week. It is, by the way, the largest prefecture in Japan. (来週北海道に行きます。ちなみに北海道は日本でいちばん大きい都道府県です)のような使い方です。
別れ際やメールの最後にby the way
たとえば別れ際にBy the way, have a great weekend! (それでは、良い週末を!)やBy the way, good luck! (じゃあ、頑張って)などと、相手を気遣う表現と組み合わせて使います。
年末年始などに、By the way, Merry Christmas! (じゃあ、良いクリスマスを!)、By the way, Happy New Year! (じゃあ、良いお年を!)など、時候の挨拶といっしょに使うのも
よくあるパターンです。
by the wayはメールでもしばしば使われます。メールの最後に、本題からそれる話や「ちなみに…」と切り出すときに便利な表現です。by the wayを省略して、BTWと書くこともあります。
by the wayにかわる言い方は?

英語では、日本語と言い回しは異なりますが、いくつかそれに近い表現があります。by the wayとは違う、本題に入るときの表現をご紹介します。
本題に入るときの表現
日本語の感覚では、相手の近況を気遣う文面などがあって本題に入ることが一般的だからです。英語では、結論を早めに言うほうが好まれます。
このため、日本語の「さて」や「ところで」がなくても、ネイティブには違和感がありません。
それでも、どうしても「さて」「ところで」がないと文章の座りが悪いと思うようであれば、以下の表現があります。ぜひ活用してみてください。
・Let me get right to the point. (さっそく本題に入らせてください)
・Here’s what I’m going to tell you. (ここからが私がお伝えすることです)
・Here’s the nitty-gritty. (ここからがあんこの部分です)
by the wayにかわる表現
Oh, that reminds me. (そういえば、いま思い出したんですけど)
One other thing. (そういえばもう1点)
It’s a little bit off the subject, but…(本題からすこしそれますが…)
まとめ

生きた英語を身につけるには、直訳できるだけでは不十分だという良い例です。
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