✅ この記事でわかること
- 英語における・かぎかっこ・quotation marksの基本ルール
- 日本語の「「 」」との違いと混同しやすいポイント
- アメリカ英語とイギリス英語で異なるかぎかっこの使い方
- 会話・引用・強調など使い分けの具体例
- 英文ライティングや英会話での注意点
はじめに・英語のかぎかっこに戸惑ったことはありませんか?
英語の文章を書いているときや、英語の本・記事を読んでいて、こんな疑問を感じたことはありませんか?
“ ” と ‘ ’ ってどう違うの?
日本語のかぎかっこと同じ感覚で使ってもいいの?
会話文の中でのピリオド(.)やカンマ(,)の位置がわからない…
このように、英語における「かぎかっこ・quotation marksのルールは、日本語とは大きく異なります。特にライティングや英語教育の現場では、正しい使い方を知らないと誤解や減点の原因になることも。この記事では、日本語と英語の違いに注目しながら、英語 かぎかっこの使い方を基礎からやさしく解説します。詳しい解説は Tailor Englishの記事 も参考になります。
英語のかぎかっこは “ ” と ‘ ’ の2種類
名称 | 表記 | 用途 |
---|---|---|
ダブルクォーテーション | “ ” | 一般的な会話や引用文に使う |
シングルクォーテーション | ‘ ’ | ダブルクォーテーション内の引用や特定の単語の強調に使う |
例文:
She said, “I love the movie ‘Inception’.”
上の例では、映画のタイトル Inception をシングルクォーテーションで囲んでいますが、これは会話文の中の引用を表しています。
日本語と英語のかぎかっこはここが違う!
● 日本語のかぎかっこ
日本語では、主に以下のようなかぎかっこが使われます。
会話や引用・「 」
かぎかっこの中にさらに引用・『 』
例:太郎は言った。僕は『走れメロス』を読んだよ。
● 英語のかぎかっこ
英語では “ ” がメインで、‘ ’ は内側の引用に使われます。また、句読点の位置・ピリオドやカンマにもルールがあります。具体的なライティング上の注意点は PROGRIT MEDIAの記事 でも整理されています。
英語の会話文でのかぎかっこの使い方
英語で会話を書くときには、次のポイントに注意しましょう。
✅ 例文・アメリカ英語・
“I’m going to the store,” she said.
カンマやピリオドはかぎかっこの内側に入ります。
“She said” のような主語・動詞は後ろに続きます。
注意・日本語とは逆に、句読点はかぎかっこの外ではなく内側に置かれるのが一般的です。
アメリカ英語とイギリス英語で異なるルール
項目 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
外側のかぎかっこ | ダブルクォーテーション “ ” | シングルクォーテーション ‘ ’ |
内側のかぎかっこ | シングルクォーテーション ‘ ’ | ダブルクォーテーション “ ” |
句読点の位置 | かぎかっこの内側 | かぎかっこの外側・論理的配置 |
例:
アメリカ英語: “Did you just say, ‘I’m tired’?” she asked.
イギリス英語: ‘Did you just say, “I’m tired”?’ she asked.
TOEFL や英検などの試験では アメリカ英語が基本なので、上記のルールを覚えておくと安心です。
強調や皮肉に使うかぎかっこ
英語では、特定の言葉を皮肉・強調・あいまいな意味で使うときに “ ” を使うことがあります。
例:He is a “professional” gamer.
彼は「プロゲーマー」なんだってさ…※やや皮肉を含む
このように、本来の意味とは違うニュアンスを伝える手段としても用いられます。
英語のかぎかっこの使い方・やってしまいがちなミス
- ❌ カンマやピリオドをかぎかっこの外側に置いてしまう
- ❌ “ ” と ‘ ’ の使い分けを無視してしまう
- ❌ 日本語と同じ感覚で “「」” を使ってしまう・※文字化けの原因にも
✔ 正しい使い方のチェックリスト
✅ 会話や引用は “ ”・アメリカ式・または ‘ ’・イギリス式を使用
✅ 引用の中の引用には別の種類のクォーテーションを使う
✅ 句読点の位置はアメリカ英語ならかぎかっこの内側
学校・ビジネス・ライティングでの使い分け
シーン | 推奨されるスタイル |
---|---|
学校の英作文 | アメリカ英語に準拠して “ ” を使う |
ビジネスメール | 相手の国に合わせて使い分け・米・英の違い |
論文・レポート | MLAやAPAスタイルガイドに従う |
ライティング指導では MLA・APAなどのスタイルガイドを参考にすると、より正確な表記が可能です。
ここでのポイント・ミニまとめ
- 英語のかぎかっこは “ ”・ダブルと ‘ ’・シングルの2種類
- 日本語の「 」や『 』とは使い方も意味合いも異なる
- アメリカとイギリスで使い方が異なるため注意
- 会話文ではピリオドやカンマの位置にも気をつける
- 英作文・英会話でも頻出なので、ルールを押さえておくことが大切
まとめ・英語 かぎかっこの正しい使い方で表現力をアップ!
英語 かぎかっこ・quotation marksは、日本語のかぎかっことは異なる文法ルールが適用される、非常に重要な要素です。特に会話文・引用・強調表現においては使用頻度が高く、正しく使うことで英文の正確さと読みやすさが格段に向上します。
なんとなく日本語と同じ感覚で使っていたという方も、ぜひこの記事で紹介した英語 かぎかっこの使い方ルールを意識してみてください。英文ライティングや英会話が、より自然で洗練された表現になりますよ。
次にできるアクション
- ✅ 自分の英文に使っているかぎかっこを見直す
- ✅ アメリカ式とイギリス式の違いをチェック
- ✅ 英文の会話文や引用例を真似して練習してみる
- ✅ 学校や英語塾での指導にも活用する